今回は藤井風さんの【真っ白】の歌詞の意味について徹底的に考察してみましたので、ぜひご覧ください♪
まずは歌詞からどうぞ!
真っ白(藤井風)の歌詞
真っ白な心に惹かれ
真実をさまよえば
真っ黒なところはぶち抜かれ
真新しい風にまた抱かれた
好きだよ 好きだけど
離れなくちゃ 置いてかなきゃ
好きだよ 知らんけど
私たちもう そんな頃よ
先にさよならするわ
悪いのはそうよいつも私でいいの
先に進まなければゴールできぬゲームなのよ
真っ白な心に惹かれ
真実をさまよえば
真っ黒なところはぶち抜かれ
真新しい風にまた抱かれた
先にさよならするわ
悪いのはそうよいつも私でいいの
先に進まなければゴールできぬゲームなのよ
真っ白な心に惹かれ
真実をさまよえば
真っ黒なところはぶち抜かれ
真新しい風にまた抱かれた
好きだよ 好きだけど
離れなくちゃ 置いてかなきゃ
好きだよ 知らんけど
私たちもう そんな頃よ
引用:https://www.uta-net.com/song/368957/
真っ白(藤井風)の歌詞の考察
このフレーズだけで、もう胸がギュッと締めつけられる感じがしますよね。誰もが経験したことのある、あるいはこれから経験するかもしれない、「好きだけど続けられない恋」。この歌詞は、そんな恋愛の終わりと、そこから前に進もうとする決意を描いているように思います。
「真っ白」と「真っ黒」——純粋さと現実の対比
この歌詞の大きな特徴は、色のコントラストを使って感情を表現していること。
-
「真っ白な心に惹かれ」
→ これは、恋の始まりの純粋な気持ちを指しているんじゃないでしょうか。誰しも、最初は「この人となら…」って希望を抱くもの。 -
「真実をさまよえば」
→ でも、現実に向き合っていくと、理想とは違うことが見えてくる。好きな気持ちだけでは乗り越えられないものがあると気づく瞬間。 -
「真っ黒なところはぶち抜かれ」
→ ここがすごく印象的な表現!「真っ黒なところ」って、おそらく迷いとか、不安、悲しみ、あるいは罪悪感みたいなネガティブな部分。それが「ぶち抜かれる」っていうのは、何か決定的な出来事があったのかもしれません。 -
「真新しい風にまた抱かれた」
→ そして最後には、新しい風が吹く。これは、前に進もうとする決意や、新しい未来への希望を表しているように感じます。
この流れ、すごくリアルじゃないですか?恋愛が終わる時って、こうやって感情がぐちゃぐちゃになって、最終的に「新しい風」に身を委ねるしかなくなるんですよね…。
「好きだけど、知らんけど」——強がりと本音の間で
サビの部分も、胸に刺さるフレーズの連続です。
「好きだよ 好きだけど
離れなくちゃ 置いてかなきゃ」
もうね、わかる。このどうしようもない感じ。好きなのに、それだけではどうにもならない瞬間があるんですよね。現実的な問題とか、気持ちのすれ違いとか、いろんな理由で「離れる」決断をしなきゃいけないことがある。
でも、ここでさらに追い打ちをかけるのが…
「好きだよ 知らんけど」
この「知らんけど」って、もう強がり以外の何物でもない!!たぶん本心では「好きだよ、ずっと」って言いたいのに、それを言うと未練がましくなるから、あえて軽く流そうとしてるんですよね。これ、経験ある人にはグサッと刺さるんじゃないでしょうか。
そして、最後の一言。
「私たちもう そんな頃よ」
ここがもう、決定的。「好きだけど」だけじゃなくて、「もう、そういう時期なんだ」っていう、ある種の諦めが見えるんです。終わりは突然来るんじゃなくて、じわじわと感じてしまうもの。その切なさが、このフレーズに詰まってる気がします。
「先にさよならするわ」——別れを選ぶ側の苦しさ
さらに、この歌詞のもうひとつの特徴は「別れを言い出す側」の視点で描かれていること。
「先にさよならするわ」
別れを切り出すのって、めちゃくちゃ辛いですよね。相手が何も気づいていないわけじゃなくて、お互い薄々感じてる。でも、それを言葉にしてしまうのはどちらか一方で、その役割を引き受けるのが「私」なわけです。
「悪いのはそうよ いつも私でいいの」
これも切ない……。「別れを切り出したほうが悪者になる」っていうの、めちゃくちゃ共感できますよね。実際はどっちが悪いとかじゃなくても、別れを言った側は「そっちが悪い」と思われがち。でも、それを受け入れてでも前に進もうとしてるのが、この歌詞の主人公なんです。
「先に進まなければゴールできぬゲームなのよ」
ここ、比喩表現がすごく面白い!恋愛や人生を「ゲーム」に例えて、「ゴール=未来」に進むためには立ち止まることはできない。つまり、「別れは前に進むための一歩なんだ」っていう考え方ですね。こうやって言葉にすると冷静に見えるけど、本音はきっと「そんなこと分かってても、辛いんだよ!!」って叫びたくなるんじゃないでしょうか。
繰り返されるフレーズと、堂々巡りする気持ち
この歌詞、同じフレーズが繰り返されるのが特徴的です。
- 「好きだけど、離れなきゃ」
- 「真っ黒な部分をぶち抜かれ、新しい風に抱かれる」
- 「先にさよならするわ」
これは、気持ちがぐるぐるとループしてることを表してるんじゃないかなと思います。別れを決めたはずなのに、ふとした瞬間に「やっぱり好きだな」って思っちゃう。でも、そのたびに「いや、でも先に進まなきゃ」って自分に言い聞かせる。その葛藤が、歌詞のリフレインに表れてる気がします。
「好きだけど、さよなら」——終わりと新しい始まり
この歌詞は、恋愛の終わりを描いているけど、決して「絶望的な別れ」じゃないんですよね。むしろ、「終わりを受け入れたその先には、新しい風が吹いている」ことを示しているように思います。
- 「白」と「黒」の対比で、恋の始まりと終わりを表現
- 「好きだけど、知らんけど」というフレーズに、未練と強がりが詰まっている
- 「先にさよならする」という決断が、前に進むための一歩になっている
結局、この歌は「別れの歌」でありながら、「新しい未来へ向かう歌」でもあるんですよね。恋愛の終わりは辛いけど、その先に新しい風が吹く。そう思えるから、人はまた前に進めるんじゃないでしょうか。

…いやー、エモすぎて余韻がすごい。こういう歌詞、沁みるなぁ。
まとめ
いやー、この歌詞、改めてじっくり考えるとめちゃくちゃエモいですね。
- 「白」と「黒」の対比で、恋の始まりと終わり、純粋さと現実の厳しさを描いている
- 「好きだけど、離れなきゃ」という矛盾した感情がめちゃくちゃリアル
- 「知らんけど」とか、「悪いのは私でいいの」みたいなフレーズが、恋愛の終わりを受け入れるための強がりに見えて切ない
- 「ゲーム」という比喩が、人生の中で進まなければならないことを暗示している
結局、これは「別れの歌」だけど、「終わり=新しい始まり」でもあるんですよね。だからこそ、「真新しい風に抱かれる」という表現があるんだと思います。
こういう歌詞、経験したことがある人にはめちゃくちゃ刺さるし、まだ経験してなくても「あぁ、こういうことが人生にはあるんだな……」って思わせる力がありますね。めっちゃ良い歌詞です。
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