【逮捕】柳川信証の芸能詐欺とは?KENZOが暴く手口と被害実態を解説
このYouTube動画「【芸能界の闇】キャスティング詐欺師の柳川信証が逮捕されました!!」は、芸能界のキャスティングを装った詐欺事件を明らかにし、 被害者たちの生々しい証言を通じて真相に迫る衝撃の内容です。 詐欺の手口から警察の動き、そして逮捕に至るまでの一部始終が詳細に語られています。
動画の構成とタイムライン
- 0:00–2:30 柳川信証が逮捕された背景
- 2:30–8:00 被害女性Aの証言
- 8:00–14:00 偽キャスティング手法の詳細
- 14:00–20:00 被害女性Bの証言と返金騙し
- 20:00–26:00 内部告発の告白と証拠
- 26:00–32:00 法的見解・弁護士の分析
- 32:00–38:00 被害防止策と啓発
- 38:00–45:00 まとめと今後の対策
1. 芸能デビューの夢を利用された「被害女性A」の証言
最初の証言者は、柳川信証によるキャスティング詐欺の典型的な被害者である「女性A」だ。 彼女は地方の養成所を卒業後、都内で芸能活動を模索していた時期に、SNS経由で柳川と接触。 最初のやりとりは軽いやり取りだったという。
柳川信証:「今度、某CM案件のオーディションあるけど、紹介してあげようか?」 女性A:「まさか直接声がかかるなんて…信じちゃいました」
こうして夢の入り口に立ったように見えた彼女は、事務所関係者として振る舞う柳川から「預かり契約」という名目で30万円を請求される。 支払い後に送られてきたのは、見慣れない形式の契約書と、署名欄が既に印字された書面だった。
図表:偽キャスティング契約の流れ
- STEP 1:SNSでスカウト
- STEP 2:「非公開案件」名目で信用を得る
- STEP 3:契約料・レッスン費を請求
- STEP 4:イベント直前に「延期」「調整中」連絡のみ
- STEP 5:音信不通 or 返金対応を装った時間稼ぎ
キーポイント: ● SNSでのオファーには十分な注意が必要
● 法人名・契約書は公的に登記されたものか確認を
● 書類が印字済み・印鑑済みなら要注意
この時点で彼女は詐欺と気づかなかったという。 「一度失った信頼は戻らない」と涙ながらに語る彼女の姿が印象的だった。
2. “社長の知り合い”という権威を盾にした詐欺構造
柳川信証が用いた最も巧妙な手法の1つが、「大手芸能事務所の社長」や「テレビ局関係者」など、 肩書による信頼の偽装である。 特に被害者が若く、芸能界に詳しくない場合、この「名前を使った信用構築」は効果的だった。
柳川:「◯◯事務所の副社長と仲が良くて、定期的に案件を紹介してる」 被害者:「そうなんですね……やっぱりコネって大事なんですね」
このようなやり取りはLINEで行われ、後に「証拠にならないよう通話が多かった」と証言されている。 ボイスメモや録音を意図的に避けるなど、周到な用意が見られたという。
図表:信頼構築フェーズの心理的誘導
- 【Step 1】有名事務所・社長の名前を出す
- 【Step 2】「限定募集」「紹介制」など特別感を演出
- 【Step 3】やり取りは通話中心、記録が残りにくい
- 【Step 4】支払い後、案件は「スケジュール調整中」に
キーポイント:
● 有名人の名前を出された時点で、一旦冷静になろう
● “紹介制”や“今だけ”というフレーズには特に注意
● 口約束ではなく必ず書面と公的証明を求めよう
実際、後日この社名や人物名が調査で全く関連がないと判明。 彼が築いた信頼は「実在しないつながり」によって支えられていた虚構であった。
3. 返金に見せかけた“二重詐欺”
特に悪質とされるのが「返金する」と見せかけて、さらに金銭を引き出す“二重詐欺”の手法だ。 被害者女性Bは当初、契約料として支払った金額について問い合わせをしたところ、柳川から以下のように連絡があったという。
柳川:「返金対応したいんだけど、弁護士を通すには手数料がかかるんだ。そちらで3万円だけ立て替えてくれない?」 女性B:「……。返してくれるなら、と思って払ってしまいました」
このように、“返金処理費用”という名目で再度振り込みをさせる手法は、実は被害者心理を巧妙に突いている。 一度払ったお金が返ってくると思えば、多少の出費は許容されてしまう。 さらに返金がされないと分かっても、被害者は「自分が悪いのかも」と責任を抱え込んでしまうケースが多い。
図表:二重詐欺の心理メカニズム
- 【心理1】お金を取り戻したい → 希望を持たせる
- 【心理2】「立て替え」や「仮精算」で再振込 → 心のスキを突く
- 【心理3】返金されず絶望 → 自己否定・沈黙
キーポイント:
● 詐欺師は“良心的な返金”を装って近づく
● 「手数料」や「立替」は99%嘘だと思え
● 冷静に第三者(消費者センターや警察)に相談を
この“返金詐欺”は極めて悪質で、法的にも刑法の詐欺罪に2度該当すると専門家は語る。 現在、同様の手口で少なくとも5人以上が被害届を提出していることが明らかになっている。
4. 内部告発者の証言と決定的証拠
今回の事件を大きく動かしたのは、柳川信証の元関係者による“内部告発”だった。 告発者は元マネージャーを名乗る男性で、複数のLINE画面や帳簿メモのスクリーンショットを提出。 動画内では、彼のインタビュー音声も使用されていた。
告発者:「最初は本当に芸能の仕事をしてると思っていました。でも、何人もの被害者と“口止め金”のやりとりを目の前で見て…これはおかしいと気づいたんです」 ナレーター:「彼が提供した証拠は、柳川が『架空案件』と認識しながら営業していたことを裏付けるものでした」
決定的だったのは、「案件名一覧」ファイルのスクショ。 そこには、有名な企業名・CM名の一覧があるが、実際にはどれも存在しない案件だった。 さらに「次は誰に声かける? 10万いけそう」といったLINEメッセージもあり、これは完全な詐欺ビジネスを示すものだった。
図表:告発者が提供した決定的証拠
- LINE履歴:「◯◯(芸能人)っぽく育てよう」など演出計画
- Excelファイル:「案件リスト」には全て虚偽の社名
- 収支メモ:支払日・金額・“対処済”の記録
キーポイント:
● 内部証言が捜査の突破口になる
● LINEのやり取りは有効な証拠
● 実在しない企業名を案件に記す行為は明確な詐欺構成要件
動画ではこの内部告発により、複数の被害者が動き出すきっかけとなったことが明かされていた。 まさに「勇気が事件を動かした」典型例といえるだろう。
5. 逮捕直前の動向と“反省ゼロ”の証言
柳川信証は、被害が拡大していたにもかかわらず、 最後まで堂々とSNSを更新し続けていた。 YouTubeチャンネルやInstagramでは高級ホテルや焼肉店の様子を投稿。 被害者たちが警察や弁護士に相談する中で、彼は「成功者」を演出し続けた。
柳川(インスタ投稿):「世の中は金と人脈。夢見てるだけじゃ何も変わらないよ」 被害者C:「信じてたからこそショックが大きすぎた。まさか逮捕される日まで嘘のままだとは」
動画では、逮捕の3日前に撮影された映像も紹介されており、 柳川は仲間と笑いながら“次のターゲット”について話していたとされる。 「次は地方でタレント志望を集める」との発言も確認され、反省の色は一切なしだった。
図表:逮捕直前までのSNS・行動履歴
- 【6月上旬】「東京で◯◯社の社長と会食」→実際は虚偽
- 【6月中旬】被害者から返金請求される→無視
- 【6月末】インスタで「詐欺って何の話?」と挑発
キーポイント:
● 詐欺師は“堂々としている”ことで信用を演出
● SNSが行動証拠となることもある
● 「信じたい」気持ちは詐欺師の最大の武器になる
結局、警察が動いたのは複数の証言と内部資料による裏付けがあってこそだった。 柳川の「表の顔」と「裏の顔」のギャップは大きく、被害者たちは今も精神的苦痛を訴えている。
法制度・専門家見解・被害対策
今回の柳川信証による一連のキャスティング詐欺事件は、「業務詐欺」「不実告知」「出資法違反」の疑いが濃厚であり、明確に刑法第246条に該当する詐欺行為であると法律の専門家は指摘しています。
法律の視点:どこが“犯罪”なのか
- 刑法246条 詐欺罪:人を欺いて財物を交付させた場合、10年以下の懲役
- 特定商取引法:契約内容に虚偽がある場合は行政指導・業務停止命令の対象
- 出資法違反:元本保証を謳う勧誘や、利益確約をした場合の罰則あり
弁護士コメント:「今回のように“夢”をエサに金銭を巻き上げる手法は、心理的な隙間を突く非常に悪質な詐欺です。被害者が泣き寝入りする構造が問題です」
被害に遭わないためのチェックポイント
- ● 「今すぐ振り込んで」「先に払えば有利になる」は詐欺の常套句
- ● SNSだけでのやり取りで契約するのは絶対に避ける
- ● 録音・スクショ・振込履歴を必ず保存しておく
- ● 少しでも違和感があれば 消費者ホットライン(188)へ相談
専門家の見解と再発防止策
取材に応じた詐欺被害専門のジャーナリスト・田嶋氏はこう語っています。
「“芸能界”や“キャスティング”という言葉は華やかに見えても、その裏で何十人もの若者が搾取されています。今後はプラットフォームの監視強化や、AIによる詐欺検知の導入が求められます」
このような事件を防ぐには、個人のリテラシー向上に加え、社会全体の監視体制と教育の整備が必要不可欠です。
まとめ
柳川信証によるキャスティング詐欺事件は、芸能界の“夢”を利用した極めて悪質な詐欺スキームでした。 表向きは華やかなキャスティングビジネスを装いながら、実際には実体のない案件で若者から多額の金銭を巻き上げていました。 このような詐欺が長年表に出なかった背景には、加害者の巧妙な演出と、被害者の“信じたい気持ち”が絡んでいたと言えます。
本動画では、被害者の生々しい証言や、内部告発者による決定的証拠が次々と提示され、 柳川容疑者の実態が明るみに出ました。中でも印象的だったのは、彼が逮捕前まで反省の様子もなく、 SNS上で成功者を演出し続けていたという点です。
今後、同様の詐欺被害を防ぐには、 ● SNSやDMを通じた契約は絶対に慎重に行うこと、 ● 金銭を要求された時点で一度立ち止まること、 ● 契約前に第三者に相談することなどが重要です。
キャスティングという言葉に憧れを抱く若者たちにとって、夢を追うことが裏目に出ないよう、 私たち大人がリテラシー教育と情報共有の場を作ることも必要でしょう。
最後に、本動画を制作し公開してくれたKENZOさんに敬意を表するとともに、 この記事を通じて1人でも多くの人が注意を払うきっかけになれば幸いです。
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