はじめに
「THE LAST PIECE」Ep.04――そのタイトルは 「Still Dreaming」。
3次審査を終えた挑戦者たちは、30名から20名へ。喜びと悔しさが入り混じる瞬間を経て、次に掲げられたテーマは“まだ夢を見続ける”。
ただの審査結果ではなく、人生そのものを賭けた物語がここからまた始まります。
SKY-HI:「全員の人生が、このステージにぶつけられていた」
この言葉を聞いたとき、私は思わず息をのみました。
夢を追いかけることは、時に残酷で、時に眩しいほど輝く。挑戦者たちの姿は、その両方を体現していて、画面越しなのに心が震えたんです。
選ばれた20名の顔に浮かんでいたのは、ただの安堵や喜びではありませんでした。
仲間を見送り、自分は進む。その複雑な想いを抱えながらも、**「それでも夢を掴みに行く」**という決意が強く伝わってきました。
「Still Dreaming」――この言葉は挑戦者だけでなく、私たち視聴者にも投げかけられている気がします。
“あなたはまだ夢を見続けられていますか?”
そんな問いが、静かに心に響いてくるのです。
この記事では、Ep.04の流れを一緒に振り返っていきます。
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3次審査を終えて ― SKY-HIの総括
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選考会議と通過者発表の舞台裏
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Come againチームの挑戦と評価
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Fantasistaチームの結果と成長
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Superstarチームの光と影
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Still Dreaming ― 4次審査への期待
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私が感じたこと
この先に待つのは、挑戦者たちが抱えた想いと、その一歩先で見せる成長の物語。
では、一緒にEp.04の世界へ踏み込んでいきましょう。
3次審査を終えて ― SKY-HIの総括
3次審査を終えた会場には、ただの審査結果発表とは違う独特の空気が漂っていました。
挑戦者それぞれがステージで見せたのは、スキルやテクニックだけではなく、まさに自分の人生そのもの。
その想いを受け取ったSKY-HIは、静かに、けれど強い感情を込めて言葉を発しました。
SKY-HI:「全員の人生が、このステージにぶつけられていた。だからこそ、俺たちも真剣に受け止める」
この言葉には、単なるプロデューサーや審査員という立場を超えた、ひとりの人間としての誠実さがにじんでいました。
挑戦者を“評価する対象”としてではなく、“同じ夢を生きる仲間”として見つめていることが伝わってきます。
選考会議でも、彼は冷静さと情熱を両立させながらコメントを重ねていきました。
SKY-HI:「想像を超えるパフォーマンスをした人は確実にいた。ただし、“ここから先も夢を見続けられるか”を判断しないといけない」
その言葉を聞いた瞬間、私は背筋が伸びました。
ただ「上手い」だけでは残れない。
音楽を楽しむ気持ちと、夢を追い続ける覚悟――その両方を持つ人だけが次へ進めるんだと。
3次審査を経て、挑戦者たちは“試される側”から“夢を語るアーティスト”へと変わっていく。
その変化を目の前にして、観ている私も「自分はまだ夢を見続けているだろうか?」と問いかけられている気がしました。
選考会議と通過者発表の舞台裏
3次審査を終えた後、審査員席では緊張感に包まれた選考会議が始まりました。
そこにあったのは、ただの評価ではなく、20人に絞られるという残酷な現実を前にした真剣な議論です。
SKY-HI:「彼らは本当に全力を出していた。スキルだけじゃなくて人生を見せてくれたよね」
スタッフ:「そうですね。想像以上に“表現”が深まった人がいた一方で、まだ殻を破りきれていない人もいました」
SKY-HI:「大事なのは“まだ夢を見続けられるかどうか”だと思うんです。ここからが本当の勝負だから」
審査員たちの表情は真剣そのもの。
笑顔で盛り上がるシーンもあれば、時に言葉が詰まるほど悩む瞬間もありました。
スタッフ:「RYOMAはまだ若いけど、あのまっすぐさは強い武器ですね」
SKY-HI:「うん。未完成だけど、その未完成さが光になることもある」
スタッフ:「GOICHIはリーダーシップを発揮してましたね」
SKY-HI:「彼の“まとめようとする力”は大事。でももっと“楽しむ”ことが必要だと思う」
一人ひとりの名前が挙がるたびに、会話のトーンが変わります。
熱を込めて褒める声、悩みながらも苦しい判断を下す声…。
スタッフ:「ADAMは爆発力がすごかったですね」
SKY-HI:「そう、あれはフェスのステージに立てる力だった。でも、続けていけるかが鍵になる」
スタッフ:「RAIKIは喉の不調が心配です」
SKY-HI:「彼の60%のベストは100%を超えていた。それを支える仲間もいた。それは評価したい」
こうして時間をかけて話し合い、ついに20名の通過者が決定。
発表の場は再び静寂に包まれ、挑戦者たちの心臓の音が聞こえてきそうなほどでした。
MC:「ここからは、通過者を発表します」
挑戦者たち:(ざわめきと深呼吸)
MC:「まずは…RYOMA」
RYOMA:「ありがとうございます!絶対に次も全力で挑みます」
MC:「続いて…ADAM」
ADAM:「よっしゃあ!でもここからが本当の勝負だと思ってます」
MC:「GOICHI」
GOICHI:「仲間のおかげです。次は自分も“楽しむ”ことを忘れずに挑みたいです」
一人一人の名前が呼ばれるたびに歓喜の声と安堵の涙。
しかし同時に、呼ばれなかった挑戦者たちの表情には深い悔しさが浮かんでいました。
落選した挑戦者:「ここまで来られただけでも幸せです。でも、やっぱり悔しい」
仲間の声:「君の挑戦は絶対に無駄じゃない。次に繋がるよ」
発表を終えたステージには、夢を掴んだ20名と、涙を飲んだ10名。
喜びと悲しみが交差するその光景は、まさに「Still Dreaming」というタイトルにふさわしい、夢を追い続ける者たちのリアルな姿でした。
Come againチームの挑戦と評価
課題曲「Come again」を任されたのは、RUI・KEITO・HAL・REO の4人。
メロウで切ない雰囲気を持つこの楽曲は、単純なスキルだけでなく、感情の深さや表現力が問われる難曲でした。
練習段階から、彼らは“自分らしさ”をどう表現するかに頭を悩ませていました。
RUI:「声にもっと気持ちを乗せたいんですけど、どうしても緊張で固くなってしまって…」
KEITO:「歌詞の世界観を自分に落とし込むのが難しい。でも、ここを突破しないと何も変わらない」
HAL:「技術よりも“伝わるかどうか”ですよね。僕はそれを意識して挑みたい」
REO:「練習の時はまだ怖さがあったけど…本番では楽しんでやりたいです」
本番のステージに立つ4人の表情は、練習とは違う決意に満ちていました。
優しいメロディとともに、それぞれが自分の色を出そうと必死に歌い上げます。
観客の声:「おぉ…切ないけど美しい」
パフォーマンスを見守っていたSKY-HIは、腕を組みながらも真剣な眼差しを崩さず、最後まで彼らの姿を見届けました。
歌い終えた後の静寂を破るように、審査員の言葉が続きます。
審査員:「RUIの声は本当に優しい。でも、その優しさが時に弱さにも聞こえてしまう」
SKY-HI:「KEITOは不器用だけど、まっすぐさが伝わった。もっと自分を信じていい」
スタッフ:「HALは歌詞をちゃんと自分のものにしてた。聴いていて物語が見えた」
SKY-HI:「REOは表現にまだ迷いがあった。でも、光る瞬間が確かにあったんだよね」
その一言一言に、4人は涙をこらえながらうなずきます。
RUI:「悔しいです。でも、ここまで来られたのは仲間のおかげです」
KEITO:「もっとやれたはず…でも、これが今の僕の全力です」
HAL:「音楽を楽しめたことが何よりでした」
REO:「結果がどうであっても、ここで得たものを次に繋げたいです」
観ている私も胸が締めつけられました。
完璧じゃないけれど、彼らが本気で歌に心を込めたのは伝わってきた。
そして同時に、“夢を追い続けることの厳しさ”も痛いほど映し出されていたように思います。
Come againチームの挑戦は、技術以上に「心」をどう届けるかという問いを残してくれたパフォーマンスでした。
Fantasistaチームの結果と成長
Dragon Ash「Fantasista」で挑んだ RYOMA・ADAM・RAIKI・GOICHI・TAISEI の5人。
練習では衝突や離脱、声の不調といった数々の壁に直面しましたが、本番では爆発的なパフォーマンスを見せつけ、観客と審査員を大いに沸かせました。
ステージを終えた5人の胸には、達成感と不安が入り混じっていました。
RYOMA:「東京に出てきて、こんな景色が見られるなんて思わなかった。…絶対にここで終わりたくないです」
ADAM:「正直、体力的には限界でした。でも、全力で出し切れたから後悔はない」
RAIKI:「喉は完璧じゃなかった。でも“今出せる声”を仲間と一緒に届けられた気がします」
GOICHI:「リーダーだからまとめなきゃって思ってた。でも最後は“みんなと一緒に戦う”って気持ちに変わった」
TAISEI:「一度逃げた自分を受け入れてくれた仲間に感謝しています」
審査員からの評価も、熱を帯びていました。
審査員:「ステージ全体が“フェスのヘッドライナー”を観ているようだった」
SKY-HI:「全員が殻を破っていた。本当に“自分を超えた”瞬間があったよ」
しかし同時に、課題も突きつけられます。
SKY-HI:「ADAM、その爆発力はすごい。でも、これからも同じ熱を出し続けられるかが勝負になる」
審査員:「RAIKIの喉はリスクがある。それでも“60%のベストが100%を超える”っていう強さを見せてくれたのは印象的だった」
スタッフ:「GOICHIはリーダーシップが光った。でも“楽しむ”ことをもう少し表現できたら、さらに輝くと思う」
呼ばれた名前に安堵の涙を流す者、緊張で拳を握りしめる者。
通過者発表の瞬間、5人はしっかりと“次へ進む権利”を掴み取りました。
観ている私の胸に残ったのは、単なる合格の喜び以上に、仲間との絆が彼らを支えていたという事実でした。
衝突や迷いを経ても、最後には一つになれる。その姿こそが「Fantasista」チーム最大の成長だったと感じます。
Superstarチームの光と影
課題曲「Superstar」に挑んだのは KANON・KAIRI・TOMOSHI・YU の4人。
アップテンポでポップなこの曲は、一見すると楽しさが前面に出るステージ。
しかし実際には、“どれだけ自然に楽しめるか”“その中で自分をどう輝かせるか”が問われる難しさを秘めていました。
練習中から、彼らの空気は明るさと笑顔に満ちていました。
KANON:「この曲は笑顔でやりたい。観てる人に“楽しい!”って思ってほしいんです」
KAIRI:「明るい曲だからこそ、逆にごまかしが効かないよね」
TOMOSHI:「自分は歌よりダンスの方が得意。でも、この曲ではバランスを取らないと浮いてしまう」
YU:「緊張するけど…楽しむ気持ちを忘れなければ大丈夫だと思ってます」
本番のステージは、まさに「Superstar」のタイトルにふさわしく、華やかな笑顔で彩られていました。
観客からも自然に手拍子が起き、会場は一気にポップで楽しい空気に包まれます。
観客の声:「わぁ!楽しい!自然と体が動く!」
しかし審査員の評価は、温かさの中にも鋭さがありました。
SKY-HI:「楽しさは十分に伝わってきた。だけど、“Superstar”という言葉の重みをもっと自分のものにしてほしい」
審査員:「KANONの笑顔は本当に魅力的。でも時々“作られた笑顔”に見える瞬間があった」
スタッフ:「KAIRIの歌声は明るさの中に切なさもあった。それが武器になると思う」
SKY-HI:「YUは緊張が見えた。でも、その素直さも光になっていた」
ステージを終えた4人は、それぞれに胸の内を吐き出します。
KANON:「もっと自然に表現したかったです。でも、観客が笑顔になってくれたのが救いでした」
KAIRI:「楽しさの中に“自分らしさ”を出す難しさを痛感しました」
TOMOSHI:「緊張はしたけど、踊っている間は本当に楽しかった」
YU:「仲間がいたから乗り越えられました。次はもっと自分を解放したいです」
私はこのシーンを見ながら、明るい曲だからこそ「自分をどう出すか」が難しいのだと感じました。
笑顔の裏にある葛藤や弱さも含めて、彼らの人間らしさがステージに滲み出ていたと思います。
Superstarチームは、“楽しさ”という光と、“自分らしさを探す葛藤”という影を同時に見せてくれたチームでした。
Still Dreaming ― 4次審査への期待
30名から20名へ。
仲間を見送り、自分は次に進む。その残酷で重い現実を乗り越えた挑戦者たちが、次に挑む課題曲は 「Still Dreaming」。
タイトルの通り、“まだ夢を見続ける” という強いメッセージが込められた楽曲です。
通過が決まった20名の表情には、喜びと同時に複雑な想いが浮かんでいました。
通過者の声:「仲間を置いて進むのは辛い。でも、だからこそ背負っていかなきゃ」
別の挑戦者:「ここまで来たからには、夢を形にするまで止まらない」
その言葉を受けて、SKY-HIは改めて挑戦者たちに問いかけます。
SKY-HI:「夢は時に残酷だけど、それでも見続けられるか。ここからが本当の勝負だよ」
彼らの目には涙が浮かんでいましたが、その奥にあるのは確かな決意。
苦しさや迷いを背負いながらも、**“それでも夢を諦めない”**という強さが感じられました。
ある挑戦者:「Still Dreaming…今の僕にぴったりの言葉です。絶対に夢を見続けたい」
私はこの瞬間、画面越しに胸が熱くなりました。
夢を追うことは楽しいだけじゃない。時に孤独で、時に残酷。
でも、それでも夢を持ち続ける人だけが、新しい景色を見られるのだと。
Ep.04は、まさにその決意を見せてくれた回でした。
そしてEp.05では、いよいよ「Still Dreaming」という楽曲が本番で披露されるはずです。
彼らがどんな表情で、どんな声で、“夢をまだ見続けている”ことを示してくれるのか――期待せずにはいられません。
私が感じたこと
Ep.04を見終えたとき、私の胸に残ったのは “夢を見続けることの尊さ” でした。
3次審査を経て、多くの仲間が涙を流し、残された20名はその想いを背負って次のステージへ進んでいく。
そこにあったのは勝ち負けの感情だけではなく、夢を共有する者同士の絆でした。
SKY-HI:「夢は残酷だけど、それでも見続けられるかどうかが大事なんだ」
この言葉を聞いた瞬間、私自身も「自分はまだ夢を追えているのか」と胸を突かれました。
挑戦者たちの姿は、私にとって“鏡”のように思えたんです。
不安や迷いを抱えながらも、それでもステージに立ち続ける。
その姿がまぶしくて、そして何より、勇気をもらえました。
Ep.04は、単なるオーディション番組の一幕ではなく、夢を信じるすべての人へのメッセージだったと思います。
おわりに
「THE LAST PIECE」Ep.04 Still Dreaming。
この回で描かれたのは、30名から20名へという残酷な現実、涙と感謝、そしてそれでも夢を追い続ける挑戦者たちの姿でした。
ある挑戦者:「Still Dreaming…これは僕たちの生き方そのものです」
その言葉が象徴するように、夢を見続けることは決して簡単ではありません。
けれど、それを諦めない人たちがいる限り、新しい景色は必ず開ける。
そう信じさせてくれる回でした。
次回Ep.05では、いよいよ課題曲「Still Dreaming」のパフォーマンスが本番を迎えます。
挑戦者たちがどんな夢をステージに描き出すのか、期待が高まります。
👉 あなたにとっての “Still Dreaming(まだ夢を見続けること)” は何ですか?
次回予告 ― Ep.05「Song of Us, Sing for You」

Ep.04で20名に絞られた挑戦者たち。
仲間の涙を背負いながらも、それぞれが「Still Dreaming(まだ夢を見続ける)」という強い想いを胸に刻みました。
そして次回、彼らが挑む新たなテーマは 「Song of Us, Sing for You」。
ナレーション:「これは、僕らの歌。そして、あなたに届ける歌」
タイトルからも伝わるように、次の審査は “自分だけの挑戦” ではなく、仲間と共に作り上げ、誰かに届ける歌がテーマになりそうです。
練習風景では、挑戦者たちが互いに背中を押し合いながらも、自分の弱さや不安と向き合う様子が映し出されました。
挑戦者の声:「歌う理由を見失いたくない。だから、この曲にすべてを込めたい」
別の挑戦者:「誰かのために歌うことが、自分を強くしてくれる」
画面越しに見ているだけでも、彼らが “自分のため” を超えて “仲間や誰かのため” に歌う覚悟を決めているのが伝わります。
私はこの予告を見ながら、鳥肌が止まりませんでした。
音楽が人をつなぎ、涙も笑顔もすべてを抱きしめて「歌」になる。
そんな瞬間を、このEp.05で目撃できるのだと思うと、今から胸が高鳴ります。
次回、「Song of Us, Sing for You」――夢を追う彼らが、誰のために、そして何のために歌うのか。
その答えがステージで示されるはずです。
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