2023年5月20日(土)『新美の巨人たち』にて建築家・吉坂隆正さんが紹介されます。
番組では、東京八王子の丘陵地に建つ、学生たちの研究施設である摩訶不思議な建築群「大学セミナーハウス」が紹介され、それを設計した吉坂隆正さんの発想や思い、誕生物語について語られます。
今回は
新美の巨人たち▷建築家・吉坂隆正の経歴学歴プロフィール|代表作や自邸
と題して吉坂隆正さんの経歴学歴プロフィール、代表作品、自邸について紹介したいと思います。
ではどうぞ。
吉坂隆正のプロフィール
引用:美術手帖
名前:吉坂 隆正(よしさか たかまさ)
生年月日:1917年2月13日
死没:1980年12月17日(63歳)
出身:東京都文京区
職業:建築家
吉坂隆正の経歴&学歴
引用:daizen
現在の東京都文京区で、吉阪俊蔵と花子夫妻の長男として誕生しました。
父の勤務先であったスイスで幼少期を過ごし、その後、新宿の百人町に居住しました。その後、父の転勤でジュネーヴに渡欧。中学3年時に単身帰国し、早稲田高等学院に進学しました。1941年に現在の早稲田大学理工学部建築学科を卒業する。当時山登りが好きで、山岳部に所属していた。
1950年にフランス政府給付で渡仏。1952年までル・コルビュジエの元で務めます。帰国してから、吉阪研究室(後のU研)を設立し、建築設計活動を開始しました。
「有形学」という独自の「形態論・設計論」を展開する。また、教育者としても有名で、多くの優れた人材を輩出しました。
吉坂隆正の代表作
吉坂隆正さんの主な建築作品としては、ベネチア・ビエンナーレ日本館 (1955) 、浦邸(1956)、ビラ・クックゥ (1957) 、日仏会館 (1960) 、アテネ・フランセ (1962) ,大学セミナーハウス (1965~1971) などがあります。
引用:美術手帖
1956年に、イタリア、ヴェネツィアに「ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館」が完成。
「高床式」に1階の床を支えたデザインの建物です。
日本人建築家の設計では、初めてヨーロッパに建てられた恒久的な建築物になります。
引用:住まいとインテリアプラン
1957年に、東京都渋谷区に「ヴィラ・クゥクゥ」が完成。
「ヴィラ・クゥクゥ」は、鉄筋コンクリート造打放しの外観で、正面壁にレリーフが刻まれています。このレリーフは、彫刻家「坂上政克」のデザインであり、建物の色ガラスを嵌め込んだ小さな開口部は、コルビジェの「ロンシャンの教会堂」を彷彿とさせ、屋上のトップライトは、マルセイユの「ユニテ・ダビタシオン」を彷彿とさせます。
引用:住まいとインテリアプラン
1956年に、兵庫県西宮市に「浦邸」が完成しました。
「ル・コルビュジエ」の影響を受けた吉坂隆正さんは、「自邸」でも採用した「ピロティ」をここではさらに発展させて採用しています。
四方に建っている柱とスラブのデザインは、後の「菊竹清訓」の「スカイハウス」に影響を与えています。
引用:美術手帖
建築遺産と言われる大学セミナーハウスは、吉阪隆正+U研究室の設計で1965年竣工の「大地に楔を打ちこむ」逆ピラミッド型の大学セミナーハウス本館から1986年竣工の記念館、2013年竣工の食堂ダイニングホールやまゆりなどで構成された宿泊研修施設です。
当時、極めて閉鎖的だった日本の大学で、教授と学生、学生と学生、大学と大学などそれそれが相互に交流できる場として開設されました。
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吉坂隆正の自邸
吉坂隆正さんの自邸をご紹介します。
引用:住まいとインテリアプラン
引用:美術手帖
引用:島田設計室
まとめ
新美の巨人たち▷建築家・吉坂隆正の経歴学歴プロフィール|代表作や自邸
と題して吉坂隆正さんの経歴学歴プロフィール、代表作品、自邸について紹介しました。
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