詐欺・悪質商法への突撃活動で知られるYouTuber「新宿109」のKENZOさんが、成田空港に蔓延る違法な”白タク”業者の実態に迫る動画を公開しました。今回は現地調査から実際の声かけ現場、そして客引きとみられる人物への直撃まで踏み込んだ内容になっています。



https://kazutobi.com/sirotaku-miwakekata/
成田空港特有の”白タク”問題とは
KENZOさんによると、成田空港ではタクシーの客引き行為自体が禁止されています。空港内のレーンは、第1レーンが大型バス等、第2レーンがタクシー事業者等、第3レーンが一般車・予約済みタクシーやハイヤー向けと定められていますが、白タク業者は本来使用できないはずのこの第3レーンに違法駐車し、客を待っているといいます。
かつての「白タク」は白ナンバーでの違法営業を指しましたが、近年は事業者専用の緑ナンバーを不正に取得し、正規タクシーを装うケースが増えているとKENZOさんは説明しています。
報道された摘発事例も紹介
動画内では、読売新聞オンラインの記事も紹介されました。2026年7月、羽田空港などを主な営業場所としていたグループについて、雇用関係のない運転手に緑ナンバーの名義を貸し出し無許可で白タク営業をさせていた疑いで、都内のハイヤー会社の実質的経営者ら中国籍の男性4人が道路運送法違反の疑いで逮捕されたと報じられています。2024年11月から2026年5月にかけて、十数人の運転手から名義使用料として合計約3,800万円を受け取っていた疑いがあるとのことです。
現地で見た”待機ヤード”の実態
KENZOさんは協力者の案内で空港周辺を調査。コンビニエンスストア付近や、周辺の広い敷地が事実上のハイヤー待機所(ヤード)になっている様子を確認しました。協力者の説明では、警察の巡回後は一旦空港外に散り、ほとぼりが冷めた頃に再び第3レーンに戻ってくるという動きを繰り返しているとのことです。時間帯によっては数百台規模の車両が待機し、夕方のピーク時には二重駐車が常態化するとも説明されました。
観光客になりすまして潜入するも空振り
KENZOさん自身が観光客を装い、客引きに声をかけられるのを待つという潜入も試みましたが、警察の巡回を警戒してか、この時は声をかけられませんでした。
外国人観光客を客引きから引き離す一幕も
その後、実際に外国人観光客に声をかけ、値段交渉をしている様子とみられる客引きを発見。KENZOさんたちは英訳した説明を見せながら、日本では客引き行為が違法でぼったくりの可能性があることを観光客に伝え、結果的にその場から引き離すことに成功しました。
白いアルファードの男性への直撃
協力者によると、この客引きは近年増えている組織的な”中華ハイヤー”グループとは無関係の、以前から個人で活動している高齢の男性だといいます。KENZOさんはこの男性に「客引き行為をしていましたよね」と直接問いかけましたが、男性は終始否定。KENZOさんが撮影していた写真を見せて指摘すると、「もうやめる」「もう帰る」とは口にしたものの、客引き行為そのものを認めることはありませんでした。
警察の取り締まりと”イタチごっこ”
調査中、警察による取り締まりも始まり、走行レーンや中央車線に停車していた車両は一時的に排除されました。しかし取り締まりから10分と経たないうちに、再び車両の列ができる状況が見られ、KENZOさんはこれを「イタチごっこ」と表現しています。
1年後、状況は悪化?
動画の最後でKENZOさんは、冒頭で紹介した摘発事例のグループが逮捕された後も、成田空港の状況はむしろ悪化していると述べています。さらに、正規の配車アプリ「Uber Taxi」を装う新手の客引きも出現しているとのことで、問題の根深さがうかがえます。
まとめ
- 成田空港では緑ナンバーを不正取得した組織的な白タクグループの存在が指摘されている
- KENZOさんの取材により、外国人観光客が実際に客引きに声をかけられる現場や、直撃時のやり取りが記録された
- 警察の取り締まりが行われても、短時間で客引きが戻ってくる”イタチごっこ”状態が続いている
- 1年後の時点でも問題は解消されておらず、Uber Taxiを装う新手の手口も出現している



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